こじんてきしゅかん

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東京ラブストーリー2020を昔と比べるのは天使にラブソングを1・2を比べた感想と同じだ【最終回感想】

 

東京ラブストーリー2020の最終回。

まずは出演者と制作人の方々、おつかれさまでした。

数十年ぶりに最後まで見たドラマ。

楽しく見させていただきました。

 

 

すぐに話は変わる。

天使にラブソングを・・・

有名な映画、私は大好だ。

 

恐らく大多数の方も

愛してやまない映画とは思うが、

 

この天使にラブソングを1・2どちらが好きだろうか?

 

それぞれに魅力があるので甲乙はつけがたいと思う。

 

私的な感想を簡単に、

1はストーリーが素晴らしい

2は歌が素晴らしい

よくサントラも聞いている。

それぞれのシーンを思い出せるくらい素晴らしい映画。

 

 

話は戻る。

今回の東京ラブストーリーはどうだっただろう。

 

結局のところ

リカ(今回は部長も)は救われなかった。

前回と比べると少し救われたような気がする。

 

それがつまらなかったかと聞かれると

最終回は見ごたえがあり新たな思いも芽生えた。

 

昔が良かった

今が良かった

 

それぞれの感想があった今回、

自分は天使にラブソングを・・・

の違いに結び付けたが、

そのほか頭に思い浮かべる作品と同じではないだろうか?

 

タイトルを受け継いだ作品。

今が良かった

昔が良かった

それぞれの感じ方があって当然だが

作品が好きなことに変わりはない。

 

そう、

好きだからこそ、だ。

 

 

 

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もくじ

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最終回

 

誰も救われないまま

終わりそうな予感さえした。

前回と見どころは確かに違う。

 

ただ目の前の幸せのために。

 

これまでは盛り上がりに欠けていた。

それは最後のために、と言うわけでもない。

 

ただ淡々と進んできた。悪くない。

あの絵、東京タワーをバックに

小説、マンガのように進む。

 

リカと部長が救われたら

これはこれで面白い。むしろ絶賛する。

もう伏線など何もない。

素直な気持ちをぶつけるだけだ。

 

 

最後の優しさを聞いて心揺らぐ・・・

自分を取り戻すリカ。

そして見せる弱さ。

 

どうしてこんなふうにー

 

昔の自分なら大丈夫。

ずっと愛していける。

自信があったはずなのに

変わってしまった自分。

 

サトミに告げた言葉は、

ちゃんと(リカと)別れてきた。

だろうか?

 

 

鳴り響くチャイム。

三上か?

 

ぶ、部長!

・・・救われない。

リカが自分を取り戻した。

伏線回収へー。

 

 

長崎の結婚式もそうだ。

わざわざ映像にするまでもない。

しかし、

それぞれの心情の変化を表わすには

言葉だけでは足りなかったのであろう。

思えば1話からずっと丁寧に描きすぎていた。

 

マンガのような

小説のような

ドラマのような

 

前作と比べられるのは分かっている。

ならば凝って作るより別の、

新たなキャラクターたちに命を吹き込み

素直な心情を表現していたのではなかろうか。

 

 

 

終わりを見なければ、

これまでのことが分かりにくいから駄作だ。

そう感じる方もいると思う。

 

先に述べたが新たに気づいたことがある。

 

 

 

これまでリカの性格付けが違うと散々言ってきた。

 

が、

これは最終回を見てから

考え方が大きく変化した。

 

 

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防波堤で夕日を眺めるリカを

カンチが呼ぶシーンから畳みかける。

 

リカ―

 

このひとことに心揺さぶられた。

ほんの数秒のやり取りを見て

涙が浮かんできた自分は変だろうか?

 

大げさでなく

(演出・演技とも)

素晴らしいのひとことだった。

 

 

(恐らく嘘をついていると思うが)

 

ここに来てまで、

赤ちゃんはカンチの子ではないと言う。

 

あぁ、ハッピーエンドはないな。

本来のリカだ。逃げる。

 

そう確信した。

それでいいと思った。

問題は落としどころ。

逆にワクワクしてきた。

 

別れた日に

カンチがくれた優しさを返すリカ。

 

 

この浜辺で素直な心情を語るシーン。

それは昔のカンチを取り戻してほしい

そんな気持ちからなのだろう。

 

リカを愛してるー

 

熱いキスで誤魔化したが、

返事は・・・していない。

 

 

 

 

リカが思うカンチ像

カンチが思うリカ像

 

誰かがそう見ているから

自分がそう見ているから

 

それぞれが自分を演じていた。

が、

それは知らずのうちに

自分が思う相手の姿となっていた。

 

三上もサトミも長崎も部長だってそうだ。

 

部長はカンチ寄りになっている。

だからリカに結婚を断られてしまった。 

 

家族は似てくる、に近いかもしれない。

良い親、上司、先生になろうと張り切るが

気が付けばウザがられている、みたいな。

・・・。

 

 

 

お互いが魅かれすぎて、

もっと近づきたいと願って性格が変わってしまった。

 

恋は盲目とは少し違う。

 

リカはそのこと(感情の変化)に気づいたので

カンチと距離を置き最終的に別れることに決める。

 

 

前回は自由奔放のまま最終回を迎えた。

しかし、今回は愛情という心象に重きを置き、

 

性格が変わった

ヒステリックになった

心情を重ね(感情移入し)づらい

 

相手を好きだからこそ変わって行く姿があった。

洋画では気がつくと手に斧をに持っているだろう。

 

邦画ではそのような物騒な表現ではなく

心の移り変わりを描いていたとすれば。

 

 

よく心がすれ違うと言うが、

それは好きという方向が同じなだけ。

心が重なることは極まれなのだろう。

 

お互いの心が近づき重なった瞬間、絶頂を迎えたふたり。

 

普通ならばその心は自分に戻って行く。

 

リカだったら

カンチだったら

その心意を手に入れたからこそ

カンチは自分では無理だと思った。

しかし、リカは違う。

カンチの心、生き方の心地よさを知った。

その心を持って付き合っていきたかったが

カンチもリカの心を持ち接してくる。

 

出会った頃のままのカンチの心では軽い。

しかし今のカンチの心では重荷になっている。

 

お互いの心が重なったのは一瞬。

その都度カンチはリカの奔放さに手を焼く。

近づくほどに離れていく心。

そのもどかしさをリカは感じていたのだろう。

 

サトミなどの要因もあるが、

カンチがリカ化したからこそ

奔放(優柔不断)なカンチが許せなく

カンチは一途なリカが許せなくなった。

 

カンチはリカの考えになったことに気づかずリカを怒る。

 

リカはカンチ目線でリカの考えになったカンチを怒る。

 

本当に心がすれ違っていた。

 

自分のことは棚に上げ

キレまくるふたりの違和感はそこにあったのだ。 

 

 

少しややこしいこじつけだが、

あっ、私たち・・・入れ替わってる!

これと似たようなことだろう。

 

 

 

まとめ?

 

頑張れリカー

 

明ける空。

映し出される東京タワー

全てが晴れやかな心。

 

赤ちゃんはカンチの子、だよね。

雰囲気が似ていたし。

 

 

数年後ー

 

サトミを吹っ飛ばして出て行ったカンチ。

めでたく結ばれることになったが

どのような説明をしたのだろうか。

 

さておき、

サトミがすごく奇麗に見えたのは

化粧のせいだけではないと思う。

 

晴れやかな表情は長崎もそうだが

この数年で気持ちの整理がつき

確固たる絆が生まれたのだろう。

 

部長はどうなったか知る由もない・・・

 

 

振り返ればお祭り以外伏線はない。

行き当たりばったりかもしれないが

(おっさんは不明だが)

現代のあっさりした恋愛模様なのだろうか?

 

偽りの愛情を我慢するかの如く

決意が言い訳に聞こえてしまう。

 

表現しきれない感情にもイライラした。

 

薄っぺらく聞こえていたのは

おっさんならではなのだろう。

 

 

毎回見方を変えようとしてきた。

 

ただ自分勝手に進んでいく物語と思ったからだ。

 

 

初見がすべて。

1話にして面白くないと感じれば

続きを見ることはないだろう。

 

最終回はあっさりしていた。

もちろんこれは悪くない。

が、

まだ見ていない方がいれば、

最終回を見て(面白いと思えば)

1話から見ていくのはどうだろう?

 

 

自分はまた最初から見るが

(前作を知ってる方は特に)

最終回から放送するサプライズもアリだったなと感じた。

 

前作を知らない方は

素直な心情表現に心打たれたのかもしれない。

 

 

陰に、

自分の殻に閉じこもるような現代。

何かに、誰かに頼ろうと、すがろうとする現代。

 

最終回を見て感じたのは素直な心。

全編を通して良くも悪くも素直な表現が多かった。

 

 

古き良き時代のドラマを彷彿とさせる

演出を期待していたおっさんがここにいるが

時代が変わったのは映像でなく

表現の仕方もあったのだろう。

 

 

恐らく最終回だけは

見る方もいると思うが、

そこで見たこと、感じたことを踏まえつつ

最初から見始めては如何だろうか。

 

マンガ・小説・ドラマのような

 

そんなことを考えつつ。

もう1週したらまた書き加えたいと思う。

 

 

そして最後の感想、

終わりは「愛という名のもとに」っぽい。

BGMで浜ショーが聞こえてきそうだ。

おっさんホイホイ

 

(実年齢は不明だが)

若かりし20代は無茶したな。

30代は身を固めるよ。

みたいな落としどころは全然良い。

 

 

最後の希望を言うならば、

4人の落としどころは

カンチとサトミの結婚式。

 

サトミが投げたブーケが太陽に重なり

タヒチっぽい)リカへ続くーみたいな。

 

 

アレコレ考えるくらいなら

一気見できる今ならもっと楽しめるはず。

 

そして前作も。

 

 

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