こじんてきしゅかん

育児、教育、ゲームなど日々を雑多に、へー、ふーん、くすっ、とするようなブログを目指しています。

2020年に向けた小学校でのICT推進の概要を聞いたらメーカーの人も苦笑いしていた

この前仕事の関連で展示会に行きました。

ICTなど教育関連の機器扱っているメーカー。

 

クイズ番組ができそうなシステム。

お金がかかりそうな立派なものばかり。

これらがあれば、楽しんで授業ができるはず。

きっと小学校教育の未来は明るいのでしょう。

 

もくじ

 

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テレビで見ていた装置が現実に

 

 

児童の机にはタブレット、教科書などの例題を解く。

先生が集中管理でき、児童が何を記入したか分かります。

 

手を上げる・喋る必要はありません。

疑問があればタブレットに書けば先生が答えてくれる。

テストの答え合わせもすぐできます。保存もカンタン。

 

ソフト化された教科書どおりに進み、

例題も読み上げてくれる。

誰が教えても統一された授業になり

(すべての児童が同じ理解度ならば)

淡々と進める事ができるでしょう。

 

ICTのちょっとしたメリット

 

この問題を黒板に書いてみてー

ここから教科書を読んでー

 

これが無くなるかもしれない、と聞きました。

本当に無くなれば素晴らしいことでしょう。

 

先生が児童に問題の答えを解いてもらうときは

児童がタブレットに書いたものは

黒板の代わりのホワイトボードに投影されたものを

全員で見るようになる。

 

 

 

前に立って緊張しなくても良いし、

喋る事が苦手な児童にも配慮ができる。

 

変わり映えしない授業にも少しのメリットがある。

 

では残りの答えをドン!

 

まさにクイズ番組のよう。楽しそうです。

 

 

そうするとWeb会議などのシステムが

追加で導入すれば、どの教室にいても(自宅でも)

すべての児童に配慮しながら一定の授業ができる。

なんと素晴らしいシステムでしょうか。

 

 

ICTのちょっとしたデメリット

 

そんな素晴らしいシステム。

誰が教えるでしょうか? 先生です。

誰が使うのでしょうか? 児童です。

 

操作をすべて覚えなければなりません

 

皆さんは新しく買ったスマホ

使いこなせていますか?

良く使う一部のアプリの操作方法が

分かるくらいではないですか?

 

先生はメーカーの方などの研修会やマニュアルで覚えます。

そして(マニュアルを見ながら)操作を児童に教える。

すぐに使いこなせるでしょうか?

どちらにせよ操作方法を覚えることから始まります。

 

やっと慣れた頃、先生は異動となります。

すべての学校が同じシステムを使っているとは限りません。

児童たちも同じです。

学年が変われば授業内容も増えます。

それを教えるのもまた先生です。

異動してきた先生はどうやって教えますか?

そもそも授業ができますか? 

 

 

そしてメリットとして上げた配慮の件、ダメでしょう。

授業内容について班で話し合うことがあるからです。

 

体育は跳び箱、家庭科は料理

様子をパソコンなどに取り込んで

関連したもの(用語など)をWebで調べる。

プログラミングにしても

ほかの授業に関しても話し合いがついてきます。

 

結果を共有。みんなの前でプレゼンしよう。

 

何でも日本人は議論する力が劣るため

子どもの時から舌戦させようとのこと。

 

配慮はどこに行った

 

 

それぞれの仕事は終わる

 

公立の小学校でも手始めに電子黒板を

導入しているところもあります。

しかし使いこなせているのは極僅か。

ほとんどがプロジェクター代わり。

ハード・ソフト的にも使える先生がいないとのことでした。

 

合理的配慮に向けてタブレットを導入している学校。

やはり授業の使い分けが(操作的にも)難しく

お互いの操作方法・意思疎通ができないとのこと。

 

その都度メーカーの方に問い合わせ。

導入時の説明のみのところが多いのですが、

電話では埒があかなかったり

無料で講習に行くことも難しかったり。

 

ソニーのテレビにパナソニックのレコーダーを繋いで

不具合があったのでどちらかのサポートに

電話をするような感じの問い合わせもあるそう。

 

役所が入札などで一括で買い上げた機器。

すべてが同じメーカーとは限りません。

導入する事が目的となってるので

あとは現場任せとなっています。

 

 

新しく買ったパソコン

新しく買ったブログのテーマ

 

これを使いこなすのにどれだけの時間がかかるでしょう?

やる気があればすぐにできるかもしれませんが、

学校の現場では本当に大変な事態となっているのです。

 

それぞれの要求が違うとは思いますが、

子どもの教育環境を良くしたいと言うのは同じはず。

それに関しては、メーカーの人は苦笑い。

手間をかけることはなるべく避けたいので、 

代理店を置くことでメーカーの負担は減りますが

代理店は利益を求めるということになります。

 

 

合理的配慮にも寄り添ったICTの授業。

しかし話し合いなど真逆の要素もあります。

そして史上最大の詰込み作業。

 

できなければまたゆとりにすれば良いか

 

そんな声が聞こえてきそうですが

それに伴った機器(危機)的負担も

各家庭で負う可能性があることを

知っておくべきでしょう。

 

 

 

 

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