こじんてきしゅかん

育児、教育、ゲームなど日々を雑多に、へー、ふーん、くすっ、とするようなブログを目指しています。

インクルーシブ教育システムの問題点。合理的配慮の義務は学校だけではない。

2019.9

 

平成28年4月1日より施行された

障がい者差別解消法を知っていますか?

(正式名称:障がいを理由とする差別の解消の推進に関する法律)

合理的配慮→共生社会

こういった概念です。

 

歩行者・自転車・車、それぞれ法律があります。

歩行者からすれば車は危ないし、

車からすれば歩行者は邪魔。

法律を準拠しているのに被害を受ける世の中。

それぞれの立場で作るマイルール。

 

利権・思惑が錯綜

結論はありません。

 

もくじ

 

 

何が求められているのか?

 

この法律によりすべての事業者は

障がいを持っている方々に

不当な差別的扱いをすること禁じられています。

 

ここで障がいを持っている方と言うのが

障がい者手帳を持っているだけではなく

日常・社会生活に相当な制限を受けている人

すべてが対象となるとのこと。

 

 

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これを見て個人・事業者の方はどう思うでしょう?

行き過ぎればクレーマーと判断するかもしれません。

 

ボランティアとは違うのか?という疑問が出てきます。

ボランティアの定義は人それぞれ違うでしょう。

しかし、そこに合理的配慮が加われば

ボランティア団体も事業者となり

ボランティア=何でもしてくれる=無償

の図ができるのです。

 

何かにつけて言われていますが、

オリンピックもそうですよね?

 

 

 

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ボランティアの代償

 

ケース1:路上にて

 

ふと通りがかったところで

おじいさんに声をかけられます。

車椅子で坂を登るのは大変とのこと

目的地とは別方向、約5分ところまで。

会社勤めで時間に限りがありましたが手伝うことに。

 

数日後、また同じ場所で会います。

やはり手伝いました。

 

数日後、また同じ場所で会います。

今日は急いでいたので断ると

待っていたのに断るとはどういうことだ

怒られました。

毎日通りがかる人に声をかけているのでしょうか。 

 

 

ケース2:アパートにて

 

引っ越したアパートの2階。

安いところなのでエレベータはありません。

挨拶回りで出会ったおばあちゃん。

足が不自由で2階への階段に苦労していたそうです。

ちょうど帰宅時間が同じだったので肩を貸してあげました。

 

そして数日後、

おばあちゃんは階段の下で毎日待つように。

2ヶ月で引っ越しとなりました。

 

 

ケース1は通りがかった個人が負担

ケース2はアパートの管理人が負担

 

そうなのでしょうか? 

電車で妊婦さんなどに出会えば席を譲る。これは分かります。

しかし、上記2つは特殊な例にしても、

ずっとお手伝いが続くようになれば、

それは受け入れないと駄目なのでしょうか?

 

 

少しぼやかしていますが実際の話。

 

配慮する義務なので断れば良いだけと言いますが、

毎日通る道、ずっと住みたかったアパート。

それは簡単な問題ではないのです。

 

そして学校では

 

 

文部科学省:インクルーシブ教育システム概要

 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1325884.htm

 

ユネスコ・国連総会で採択された

障がい者の権利に関する条約

 

合理的配慮=誰もが平等に教育を受ける権利

 

国際的にこのような指標ができたので

あとは現場で対処をしてください。

望ましい学習指導要領も細かく改訂したので、

各自準拠するように。

 

疑問点はほとんどwikiに書いてあります。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%96%E6%95%99%E8%82%B2

 

インクルーシブ教育システムは賛否両論です。

これを知っている方は学校関係者も含め、

更に誇大解釈をしているのではないでしょうか。

 

 

ケース3:教室にて 

 

何事も子ども同士で理解できれば良いですが、

どれだけ(自分から)世話を焼いてくれる人がいるでしょうか?

 

(症例は置いておきます)

例えば車椅子の子には

 

クラスで協力しよう

◯◯は隣の席だから、お世話をー

 

だいたい先生のひとことで決まります。

社会勉強などと言って、

普段の世話は子ども同士に押し付けていたり。

お互いに良い結果が出るかもしれません。

 

これは勉強の一環なのです。

 

幼稚園のうんどうかいのリレー、

最後に走る車椅子の子がいました。

盛大な拍手とともにゴール。

順位は別として嘘偽り無く感動しました。

 

幼稚園では介助の先生がいます。

しかし小学校ではどうでしょうか?

それぞれ役所の管轄が違います。

 

配慮を放棄しているように感じる

お世話という言葉。

 

それから席替えをしても班は同じ。

小学校4年間お世話をしていました

 

なるべく休まないように、

担任からそう言われていたのです。

 

 

 

荒れるクラスの保護者会

 

当時この法律は知りませんでした。

休ませるのは無理、と言う訳を知ったのは数年後。

 

クラスの保護者会の話は、端折らざるを得ませんが、

車椅子の子を巡って相当な荒模様と聞いています。

 

遠足・社会見学・修学旅行などの校外学習

バスの乗り降りの介助(車椅子はバスのトランク)

 この場合はバスの運転手が介助

 トイレなどの介助は担任

 介助の先生はいないので副担任が補佐

  →遅れが出る

行く場所はもとより、スケジュールは変更不可

全てにおいてクラス全体で時間短縮で行動

 見学場所などのカット

 

先生の一存で決定される配慮

 

 

息子の緘黙(かんもく)の件は、

(入学前の診断書を提出・連絡もして)

話せないと分かっているのに

授業で指名して答えが出るまで先に進めない担任。

荒治療すれば話せるようになるだろう

安易な考えを恨み何度も特支学級に編入

転校させようかと考えていました。

 

隣の席同士・班の話し合い、

個人発表がある授業に関しては

クラスに多大なる迷惑をかけていたと思います。

 

ただ静かに座っているから

目に見える情報で先生が決定する配慮

 

個人的私怨ではありますが、

やはり年配の先生では教育に対する

固定概念が邪魔するので配慮に欠けます。

 

幼稚園・小学校低学年の担任は特に

配慮の意味を考えて欲しいと思いましたが、

それは自分に返ってくる言葉でもありました。

 

 

 

障がいがある方の学校、知っていますか?

 

 

幼少期に保育園・幼稚園などで一緒に過ごしている子は

小学校に上がるにあたって、公立の特別支援学校、

それぞれの病院や付属病院等の特支学級・分園などに

進学される方もいるでしょう。様々な判断があると思います。

 

小学校に上がる前に健康診断も兼ねて

進路相談もするところもあります。

いわゆるグレーゾーンの診断。

 

話すことができない、意思を伝える事ができない、

これは大きなマイナスでグレーゾーン。

環境が変わればー、という希望と

(専門の先生は常駐していませんが)

特支学級もある学校だったので、

長女と同じ公立小学校へ入学しました。

 

昔の特殊学級は特支学級(◯◯教室)に、

ろう学校、盲学校と呼ばれる学校は、

名称的差別から(一部国立学校など残っているものもありますが)

〇〇養護学校→〇〇特別支援学校→〇〇学園となり、

障がいを持った方が通える(併置された)学校が増えています。

 

個人で使用できる数々の機器、

送迎のスクールバス、バリアフリーの広い学校、

リハビリなどの専門的な先生がたくさんいますし、

卒業後の就職支援、等々ある素晴らしい学校です。

  

合理的配慮という言葉は必要ない学校

 

こういった特別支援学校の整備は重点的に

10年以上も前から継続して行われています。

各プロジェクトからの要望を受けて

指導要領など、時代に合わせて改正されていますが、

やはり特別支援学校に限っての話

 

東京都教育委員会より 特別支援学校

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/school/special_needs_school/school_list.html

(2019.4現在:都立57校・区立5校)

 

役所としては特別支援学校へ推奨する。

普通校へ進むのであれば、それはもう個人の問題。

 

自己申告・代理申告・診断書

 

後は教育委員会・学校で判断すること。

 

論点がずれて、

二極化(以上)のまま教育改革を迎えようとしています。

 

 

 

学校での合理的配慮の取組み

 

数年前の特支学級は、各地区ごとにポスト校を設置し、

数年毎に移動していました。

(押し付けなのか研究なのかは不明)

学校でも先生が取組みをしています。

 

特支学級のセミナー受講

特支学級の教室作り

 

 

地区によってかなりの予算が出ているようですが、

 

机やスロープなど設備を整える学校

 

特支学校教育免許を持たない先生の知識向上のため

かなり高額な専門書を購入し、先生に自主学習させる学校

 

と、分かれているようです。

 

新学習要領・専門分野など

普通教室と特支教室を同時に対応しなければなりません。

何が必要なのか学校によって違うでしょうが、 

合理的配慮が先生方に更なる負担となっています。

 

 

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合理的配慮を求めるのは誰なのか

 

配慮とは自分から心を配ることー

 

車椅子に乗ってる方、松葉杖をついてる方、

何かしらのヘルプマークをつけている方、

 

そういった方々は、見かければ分かるので

自分でどうするか考えるはずです。

 

学校ではどうでしょう。

普通校の先生方がすべて配慮してくれるでしょうか?

 

車椅子に乗っている子

話ができない子

いじめられている子

すべて同じ配慮ができていないと思います。

 

いえ、配慮しなければなりません。

 

 

教育に関する合理的配慮等具体例抜粋

https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/jirei/index_kyouiku.html

 

聴覚過敏の児童生徒のために机・いすの脚に緩衝材をつけて雑音を軽減する

視覚情報の処理が苦手な児童生徒のために黒板周りの掲示物の情報量を減らす

支援員等の教室への入室や授業・試験でのパソコン入力支援、

移動支援、待合室での待機を許可する

意思疎通のために絵や写真カード、ICT機器(タブレット端末等)を活用する

入学試験において、別室受験、時間延長、読み上げ機能等の使用を許可する

 

ほんの一部です。

(実際は数人かもしれませんが)

すべての児童たちに配慮をしつつ、

これを担任ひとりだけで行うとすると、

授業が進まないのではないでしょうか。

 

そのため、

もっと専門的知識(資格)を持った

先生を増員する計画だそうです。

 

しかし、これらの現状を見て

教師を目指す方は、どれだけいるのでしょうか。 

 

不足している先生・配置に関しても

すべて上の方が決めた数でしかないのです。

 

 

合理的配慮の矛盾

 

これを読んでいただいて、

出会った方に配慮しようと思う方はいますか?

 

学校に通わせている子どもがいれば

先生って大変だな、と思う方はいますか?

 

自分より大変そうだから配慮しようかー

 

と言った方が多いのではないでしょうか。

 

車椅子の子と比べたら、

うちの子はただ話ができないだけ。

先生に言っても迷惑がかかるかな・・・。

 

そう思っていても言いたいのが親心。

 

合理的配慮の問題でー

 

優先順位は先生が決める。

緘黙(かんもく)、いじめ、その他の問題に勝るのです。

 

責任の所在すら分かりませんが、

この矛盾した法律がある以上

矛同士で戦っているようなもの。

 

 

非常に感じが悪い話ではありますが、

配慮を求める方と街で出会っても

関わらなければいいのです。

 

しかし学校ではそうはいきません。

配慮 対 配慮の戦いになっています。

 

実際に、

図工の彫刻刀などが危ない

プールは危ない

体育が危ない

 

見学する子もいます。

そう言われればそうするほかありません。

 

朝は起きれないから起こして欲しい

昨日遅かったから授業中は寝かせて欲しい

通学が危険だから見回りをして欲しい

 

一部ですが、対応できませんと

学校から配られたプリントの内容。

 

合理的配慮の誇大解釈

見た目で判断できません。

 

 

そして2020年、教育改革が始まり

学校・先生の負担はかなり増えます。

今でさえ、いじめなどの芽を摘む事ができないのに

何に対して合理的配慮を求めるのでしょうか。

 

 

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合理的配慮、どうしますか?

 

かなりの時間を要していますが

莫大な資料の中で抜粋したほんの概要だけです。

これを全部理解している先生方はいるのでしょうか?

 

 

ケース4:教室にて2

 

クラスにいるやんちゃな子。

ちょっかいを出されたり

文具を取られたり、壊されたり。

 

あの子に言っても分からないので

 

と、遠まわしに合理的配慮を求められる。

被害を受けているのはこちらです。

子どもは学校に行けなくなりました。

 

登校拒否の原因である子に出席停止を出せない理由。

配慮と言うのは両親に向けてでしょうか? 

 

 

教育委員会と相談もありますが、

最終的には、本人と保護者の意向。

法律で決まっている以上

すべての方に入学する権利があります。

 

こちらは誰かに配慮しているのだから

そちらも誰かに配慮するべきだ。

 

どうすることもできない現状です。

 

 

誰もが権利を主張する世の中へ

 

 

結論はありません。

何に対しても合理的配慮がー、と言われれば

解決するまで言い合うか、

解決することはないので諦めるだけ。

 

お店で、会社で、街中で、そして学校で。

様々な場所で耳にする事があるでしょう。

 

それぞれ立場が変われば

それぞれ言い分があります。

 

合理的配慮・教育改革・働き方改革

来年から誰もが権利を主張するようになれば

学校はどうなるのでしょうか。

 

ただの義務だから拒否すればいい。

 

それは簡単なことではありません。 

矛で攻撃していた方も

法律を盾に取るでしょう。

 

法律で決まっているのです。

あなたが取るべき行動を考えていますか?

 

 

もしあなたが配慮を求められとき、

笑顔で引き受けてくれますか?

 

もしあなたが配慮を求めるとき、

相手(先生)が拒否したらどうしますか?

 

そして、

我が子が被害を受けたときどうしますか?

 

結論はありません。

 

指標ができてしまいました。

それぞれの立場で行う配慮は異なります。

 

共生社会を目指すー

 

少なくとも教育現場に限って言えば、

普通校と特別支援学校が同じ敷地にあるだけで

解決、とはいかないまでも、

それぞれの負担が軽減するように思いますが、

上の方々の考えは更に先を見据えているのでしょう。

 

私たちで結論を出すことはできないのです。

 

 

 

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